第14回 迷走時代を経て生まれ変わったIoT企業

命運かけた変革で最悪期脱出 アプリックス

アプリックス(3727)は、はもともと、CDに大量のデータを書き込む技術や、コンピュータソフト、携帯電話向けOS(基本ソフト)などを開発していた会社です。

その後、様々な変遷を経て、現在はIoT事業に集中しています。

最近はテレビやスピーカーなど、様々なモノを遠隔操作できるようになりましたよね。

これがよく聞く「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」というやつで、アプリックスはこのIoTの要となる部品を作っています。

復活に向け、大胆な方向転換へ

携帯電話向けOSで一発当てたアプリックス。

携帯電話も一通り普及したし、そろそろ次の収益柱を立てよう!と2010年頃に始めたのが出版映像事業でした。

(そしてこの数年の迷走時代が、のちに黒歴史となるのである…)

ゲームやアニメーションで稼ぐビジネスは見事成功!

このまま勢いが続くかと思われたのですが、良かったのは最初の2年程度。
ここをピークにどんどん業績が悪化していくようになりました。

このままではいかん!ということで2013年に心機一転。この頃からIoT事業中心のビジネスへと改革を始めます。

痛みを伴う改革にじっと耐え、出版映像関連会社をすべて売却し終えたのが2016年のこと。
これでようやくIoT企業として再出発するための準備が整いました。

IoTで本来の持ち味発揮

そうこうしている間に、日本はIoT時代に突入!改革が間に合って本当に良かった…

そもそもアプリックスはOS開発や通信分野の技術力に長けている会社。
国内外の大手企業のIoT製品開発でどんどん実力を発揮していきます。

その成果は徐々に業績にも表れ始め、ついに今年12月期は8期ぶりの利益黒字化が達成できる見込みです!


5Gの普及で、IoTはこれからますますの発展が期待されます。

目先では光通信との提携効果、「新しい生活様式」において利用増が予想される「THE WiFi」の動向に注目です。

アプリックスでデモトレードする

この記事を書いた人

とある新聞社で記者をやっている若手のエース。

「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。

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