第20回 持続可能な社会貢献ビジネス

農業で障がい者雇用を支援 エスプール

エスプール(2471)の事業は、コールセンターへの人材派遣といったアウトソーシングサービスです。
1カ所に複数のスタッフを送り込む「グループ派遣」を特徴としています。

業績の成長力が評価され、株式市場では昨年12月~今年1月にかけて特に人気の銘柄となっていました!

この時に注目されていた理由が、主力のコールセンター派遣のほかにもう1つ。
それは障がい者の雇用支援です。

「障がい者雇用率」の引き上げに悩む企業たち

日本には、誰もが職業を通して社会に参加できるよう、障がい者の“できること”に目を向けて活躍の場を提供する、障がい者雇用促進法という法律があります。

ここでは、すべての事業主に従業員の一定割合以上の障がい者を雇用することが義務付けられているのです。
この割合は定期的に見直されていて、2018年には2.2%に、そして2021年4月までには2.3%に引き上げられる見通しです。

しかし、多くの企業はこれまで障がい者の雇用に積極的ではなかったので、どうすれば良いの分かりません

企業も雇用者もwin―win

そこでエスプールの出番です!
エスプールは障がい者の活躍の場として農園を運営していて、それを企業に貸しています。

企業はエスプールからこの農園の一部を借りて、そこで野菜や果物を栽培します。
その時のスタッフとして、障がいのある方を雇用するという仕組みです。

雇用率の達成という企業側のメリットだけでなく、障がい者は企業の社員として安定した収入と福利厚生を受けることができるので、win―winの関係と言えますね!

衰え知らずの業績成長力

このほかにもエスプールは、製薬企業に特化した転職サイトや倉庫業、環境保全に着目したビジネスなどを展開しています。

いずれも社会貢献性が高い景気変化に強い参入障壁が高いをテーマにしたオリジナル性の高い事業で、今後の成長に期待です!

コロナ禍でも業績は順調!
コストを上手くコントロールし、今11月期も過去最高の業績を更新する見通しです。

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この記事を書いた人

とある新聞社で記者をやっている若手のエース。

「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。

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