第21回 注目の”注射器関連銘柄”

JMSはコロナ収束に一役買えるか!?

コロナ収束の切り札となるのは、やはり“ワクチン”の存在でしょう。
現在、世界中で新型コロナウイルス向けワクチンの開発&臨床試験が進められています。

では…無事にワクチンが開発された後、次に必要となってくるのは何でしょうか?
それは「シリンジ(注射筒)」と「注射針」です。

政府は「来年前半にも予防接種始めたい」「たぶん数千万〜1億数千万本は必要だろうな」と考えていて、今からシリンジや注射針をたくさん作るよう、医療機器メーカー達にお願いしているようです。

大量生産に向けて準備中

というわけで、最近の株式市場では、注射器を作っている銘柄の注目度が高まっています。
関連銘柄は様々ありますが、中でも狙い目は「プレフィルドシリンジ」と呼ばれる、あらかじめ薬が充填された状態の注射器を手掛けている会社です。

JMS(7702)は「ジェイ・オー・ファーマ」というプレフィルドシリンジの専業メーカーをグループ会社に持っています。
しかもこのグループ会社、プレフィルドシリンジを大量に作るために約14億円かけて工場の設備を強化する7月22日に発表しているのです。

注射器以外の注目点もたくさん!

JMSは、ほかにも人工心肺装置人工透析の装置を作るのが得意。
重症患者の命をつなぐ“最後の砦”として、ニュースで「ECMO(エクモ)」の単語を耳にする機会が多かったと思いますが、これを作っているのもJMSです。

3月以降は受注が急増していて、今年は大型連休返上でECMO作りに励んだそうな…

さらに病院では最近、透析患者さんのコロナ対策に必要な出張透析装置と呼ばれる特殊装置の不足もかなり深刻。
JMSとしては忙しい日々がしばらく続きそうですね。

“JMS=医療機器”というイメージが浸透していないせいか、株式市場ではまだそれほど人気化していません。
ほかの「注射器関連」と言われている銘柄に比べて、実力が株価に反映されていない状態なので、これから伸びる期待が持てる銘柄ですよ!

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この記事を書いた人

とある新聞社で記者をやっている若手のエース。

「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。

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