第29回 お値頃感満載の教育IT関連株

“成績保証”で差別化 スプリックス

スプリックス(7030)は個別指導型(先生1人に生徒2人まで)の学習塾「森塾」を運営しています。

森塾は受験対策というよりも、学校のテストの点数を上げる事に特化した塾で、なんと定期テストで「1科目20点以上UP」を保証する制度を取り入れています!

ターゲット層はミドル以下に特化

学習塾はたくさんありますが、その多くは“難関校への進学を目指す成績ハイクラス層”の生徒を集めています。
これは言い換えれば、高い学費を払えるお金持ちの家庭をターゲットにしている、ということです。

一方、森塾は公立校の平均点である50~60点台の層の生徒がターゲット。 ほかの個別指導塾の上場3社と比べて、学費も2割程安い価格に抑えています。

コロナ禍で明暗くっきり!スプリックスは勝ち組

このターゲット層の違いが、業績の安定性と成長性につながっています。

「ちゃんと成績が上がる」「学費がリーズナブル」という口コミが広がり、1教室当たりの生徒数の多さはライバル企業と比べてもダントツ!

コロナによる業績へのダメージで、4~6月はほとんどの学習塾企業が赤字決算でしたが、スプリックスは無事黒字で着地することができました。
早い段階でオンライン授業や在宅学習に対応していたことも良かったようです♪

教育IT系技術は自信あり

最近は教科書のデジタル化など「教育×IT」が熱いテーマとなっていますが、スプリックスはこの分野がとても得意!
発祥地の新潟県・長岡市にある技術大学や高専とのつながりで、優秀なエンジニアをたくさん抱えているためです。

教育IT系コンテンツの開発技術に関しては、「他社に比べて3年分ぐらいは進んでいる」と自負するほど。
技術力が認められ、学校の先生が教材をシェアする「フォレスタネット」というシステムが経済産業省の実証事業に採択されるなど、キッチリ実績があるのも好印象ですね!

ほかの教育IT関連銘柄に比べて、株価はかなりお値頃!

業績面での不安感は少ないですし、あとは上昇のきっかけがあればなぁ…という感じです。
もしくはスプリックスが株価対策をすれば、ググッとくるかもしれませんね♪

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この記事を書いた人

とある新聞社で記者をやっている若手のエース。

「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。

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