第31回 今が旬の環境関連株

サニックスは「再エネ」「廃プラ」で注目

サニックス(4651)はもともとシロアリや害虫駆除の会社でしたが、近年は太陽光発電プラスチックのリサイクルなどで稼ぐ会社へ進化しました。

最近の株式市場では、環境を重視する企業への投資ブームが起きています。
中でも、太陽光などの「再生可能エネルギー」、そして「廃プラスチック」は旬のテーマ!

大手企業との提携も相次いでいて、今が注目のタイミングと言えるでしょう。

日本は「化石賞常連国家」

日本は火力発電が7割を占めているため、長年にわたって世界から「CO2がたくさん出るから早くどうにかしろ!」と猛批判をくらってきました。

しかし、そんなこともお構いなしに火力発電所を増やし続け、温暖化対策に非協力的な姿勢をとってたきた結果…

環境後進国”というレッテルを張られるだけでなく、悲しいかな、ついには「化石賞」というとっても不名誉な賞まで受賞してしまったのです(しかも2回)。

国際的な環境会議で議決権を持たないオブザーバーとしてしか参加できなかった――なんてこともあり、環境分野では世界からハブられつつあります

最近、政府が再生可能エネルギーや廃プラに積極的な理由がなんとなく分かりますね。

株価は安いが大化けのポテンシャルは十分!

太陽光発電に関しては、最近国の制度が変わりました。
この影響を受ける企業も多かったですが、今のところサニックスは新しいビジネスモデルに順調にシフトできているので問題なさそうです。

プラスチックのリサイクルでは、北海道の発電所で廃プラスチックを加工して燃料化し、発電燃料として再利用する事業を行っています。

利益率を上げるための工夫も上手くいき、現在は一番収益を稼ぐ部門へと成長しました。

最近は政府の再生可能エネルギーの実証事業に参加するなど、少しずつ存在感を表しつつあります。

サニックスは業績予想を控えめに設定するクセがあるので、来月12日発表の決算もフタを開けてみれば…なんて期待も。

まずは脱・株価200円台が目標ですが、一度人気に火がつけば大化けする可能性を秘めています。

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この記事を書いた人

とある新聞社で記者をやっている若手のエース。

「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。

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