第8回 ピンチをチャンスに変えた逆転の発想

特殊領域に特化した人材紹介会社 MS-Japan

MS-Japan(6539)は、専門性の高い人材を企業に紹介している会社です。

会社に欠かせない“スペシャリスト”を紹介

人材紹介を行う会社はたくさんありますが、その中でも「士業」と「管理部門」に特化している点が特徴です。

・士業とは?
国家資格が必要な仕事のことで、「~士」とつくものは大体が士業です。「さむらいぎょう」とも呼ばれます。
MS-Japanでは主に、弁護士や会計士、税理士などを紹介しています。

・管理部門とは?
会社の経理・財務・人事・総務・法務などのこと。最近は「バックオフィス」と呼ばれることが多いです。
直接利益を生み出すわけではないですが、会社の経営を陰ながら支える縁の下の力持ちです。

「先見の明」を持つ敏腕社長

有本社長が現在の「管理部門特化型の人材紹介」を始めたとき、時代はバブル崩壊後、“平成の大リストラ”真っ只中でした。
このときリストラの対象となったのが管理部門だったそうです。

しかし、前述の通り管理部門は会社にとって欠かせない存在。
有本社長は必ずチャンスが巡ってくる!と確信していました。

すると…狙い通り!
ほどなくして、管理部門の重要性に気づいた会社たちが慌てて管理部門人材を採用し直す“キャリア採用元年”が訪れたのです。

ちょうどこの頃に国際会計基準の導入、さらにIPOブームがあったことも大きな追い風となりました。

不況に強いニッチトップ企業

普通の人材紹介会社は景気の良し悪しに左右されがちですが…
さすがは過去の修羅場をビジネスチャンスと変えてきたMS-Japan。特殊な領域に特化していることもあって、業績面は比較的強いです。

コロナ不況もどこ吹く風で、最近では2020年3月期の新規登録者数が過去最高となる好調ぶりも確認されました。

株価は今年1月の半値以下と、今後に要注目の会社です!

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この記事を書いた人

とある新聞社で記者をやっている若手のエース。

「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。

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